自分は器でしかない。流れでしかない。 器の中の、流れの中のどこかにたゆたっているはずの感情を、見ようとしている。何らかが、たしかにそこに湧いていると知っている。追い求め、手を伸ばし、でもそれはつかみとることができない。 感情が、誰かが抱いた…
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