永い延長戦

2023年:「何でも見てやろう」

死にたいとかいうわけではない、淡々とした虚無感の中に生きている

朝2時に起きた。音楽を聴く。逃げ出したくなる焦りに襲われる。
金属疲労だ。課題にテストに友達に追われ、少しずつすり減っていく心。
ほんとはみんなそんなもんなんだろう。それを包み隠して笑いあえるみんなはすごい、と思った。

Twitterを開く。みんながツイートしている。ハートや星や上辺だけの言葉が飛び交っていて、そんなのを見ないようにした。
また遊びに行こうね★ って。口にするより文字を並べただけの方がより心が通ってない気がして、Twitterは怖いとはじめて思う。
こんな文章をみんな真顔で打ってるんだろうな、簡単に嘘ってつけるものなの?

本音はみえないけど美しい世界。嘘でできた世界。ユートピアはそこにあった。


塗り固めた嘘の上で手を繋ぐ人間関係に憧れる。自分が逃げ出してきた場所。
やっぱり嘘でも笑おうか。

もう5時だった。
死にたいとかいうわけではない、淡々とした虚無感の中に生きている。